鼻から胃カメラの特長point

吐き気が少ない検査です*1

風邪をひいたときの診察で、舌の奥をヘラみたいなもので押されて「オエッ」となりそうな経験をしたことがあると思います。

これを咽頭反射(いんとうはんしゃ)といいますが、口から内視鏡を入れる場合は、多少なりともこうした咽頭反射が起こります。

ところが、鼻から入れる場合は内視鏡が舌の根元に触れないので、ほとんど吐き気をもよおすことなく検査を受けることができます。

*1 感じ方には個人差があります。

口からの胃内視鏡
この部分にスコープが触れると、吐き気を感じます。
鼻からの胃内視鏡
この部分に、スコープは触れにくい。

検査中に話ができます

口から内視鏡を入れると、口がふさがってしまうために検査中は話ができません。しかし、鼻から入れる場合は口を自由に動かせますので、検査をしている医師と

  「痛くありませんか?」
  「はい、大丈夫です」

というような会話ができます。気になったことをその場で確認できるので、安心して検査を受けられます。

体に優しい検査です。

鼻からの内視鏡は鼻腔(びくう)へスプレーをして出血を予防し、ゼリー状の液体を流し込んで局部麻酔を行いますが、鼻の中に注射するようなことはありません。

麻酔に用いる薬が少量であるため、体への負担も少なく、検査終了後30~60分*2で水を飲んだり食事をしたり、車を運転することもできます。

*2 感じ方には個人差があります。