よくある質問FAQ

健康保険は適用されますか?

適用されます。金額は検査の内容によって多少異なりますが、3割負担の場合、自己負担額は5000円が目安です。ただし、人間ドックや自覚症状がなくて健康診断として内視鏡検査をする場合は、自由診療となりその分費用がかかります。

口からの内視鏡と費用は異なりますか?

同じです。ただ、検査内容などにより少し異なりますので、詳細は医療機関にご確認ください。

口から入れる内視鏡と比べて、検査時間に違いはありますか?

検査時間はほとんど変わりません。ただ、嘔吐反射が少なく苦痛が軽減されます(※)ので、 多くの方が検査時間を短く感じられるようです。 (※軽減の程度には個人差があります)

鼻から挿入して痛くありませんか?

個人差はありますが、麻酔などの前処置をしっかりと行うことで、多くの方々はあまり痛みを感じないとおっしゃっています。 ちなみに、島根県・出雲中央クリニックで4,724人を対象として行ったアンケート調査によると、鼻からの内視鏡検査を受けた人たちの約95%が「次回も鼻から」の検査を希望しています。

鼻血が出るようなことはないのですか?

まれにあります。ただ、鼻粘膜を保護するなどの前処置をしっかりと行うことと、医師もカメラの映像をみながら挿入することで、ほとんどの場合、鼻粘膜を傷つけることなく検査を行なうことができます。

鼻の奥を傷つけることはありませんか?

最近の内視鏡は、スコープの先端部分がしなやかになり、鼻の中を通るのに適した柔らかさになっています。また、鼻腔を広げたり通過をよくする麻酔が使われたりするなど工夫がなされていますので心配ありません。詳細は医療機関にご確認ください。

鼻から水が入った時のような痛みは感じませんか?

感じ方は個人差がありますので、ツンとするような感じを持たれる方もいらっしゃいますが、
大きな痛みではないようです。

左右、どちらの鼻に入れるのですか?

通常、通りの良い方を選んでいただきます。ただし、選んだ側が狭かったり曲がったりしている場合などは、もう一方の鼻からの挿入に切り替えるときもあります。

検査前に鼻毛を切るとか手入れをしておいた方がいいのでしょうか?

特別なお手入れは必要ありません。逆に鼻毛を切りすぎるなどすると、検査後に鼻腔粘膜への刺激が残ってしまうこともあります。

鼻からの内視鏡で胃の組織などを採取したり、処置することもできるのですか?

病理学的な検査を行うために組織を採取することができます。ただし、ポリープを取るなどの処置は現状では適していません。

花粉症でも検査はできますか?

検査の前には、粘膜を収縮させるスプレーを噴霧して鼻腔を広げて通りをよくしますし、炎症を起こした粘膜を保護するために麻酔の入ったゼリーを塗りますから、ほとんどの場合は大丈夫です。

鼻からの内視鏡ができないケースもあるのですか?

あります。鼻腔が曲がっている方や鼻腔が狭い方がまれにいます。その場合は口からの検査になります。

鼻から入れる内視鏡って、どのくらいの太さですか?

先端の太さは5.9mmで、うどんの太さとほぼ同じです。
(参考:口から入れる内視鏡の先端の太さは9~10mmです。)

口から入れる内視鏡より細くなっていることで、精度が劣るのではないでしょうか?

最近の内視鏡は、高画質のCCDや、高性能で広角なレンズを搭載していますから、口からの内視鏡と遜色のない精度での観察が可能です。 むしろ口からの内視鏡では今まで見えにくかった部位を比較的容易に観察することができるようになっています。

鼻からの内視鏡はどういう人に向いているのですか?

口からの内視鏡検査で苦しかった経験を持つ人、バリウムによるエックス線検査が嫌いな人に適しています。また予防的な検査である健康診断や人間ドックでも病巣の早期発見に威力を発揮します。

どこの医療機関で検査してもらえるのでしょうか?

全国の多くの医療施設で受診できます。詳しくは 「受診できる施設」 ページをご覧ください。

検査終了後、何か注意することはありますか?

強く鼻をかむようなことは慎んでください。